地域熱供給とはABOUT
地域熱供給は、1箇所または、数箇所のプラントで製造した冷水、温水などを一定地域の複数の建物に配管(地域導管)を通して送り、冷房、暖房などを行うことをいいます。
このうち21ギガジュール/時※以上の加熱能力を持つ地域熱供給は、熱供給事業として電気、ガスにつぐ公益事業に位置づけられています。
※21ギガジュール/時:1時間に重油500リットル(ドラム缶2.5本)を燃焼したときに発生する熱量に相当します。
社会的メリット
省エネルギーの推進
都市の省エネルギー化 / 電力負荷平準化
環境保全の実現
ヒートアイランド対策 / 大気汚染防止 / CO2排出量の削減
都市機能の向上
都市防災機能の向上 / 都市景観の向上
お客さまメリット
エネルギー供給の安定性・信頼性の向上
エネルギーの集中コントロールによるエネルギーの安定供給
省スペース化・エネルギー供給の省力化
設備スペースの有効利用 / 建物美観の向上 / 有資格技術者や運転管理要員の省力化
コスト削減
建設費の削減 / 契約電力の削減
当社熱供給の省エネルギー効果・省CO2 効果
地域熱供給方式の特徴
熱源
主な熱源として電気、ガスなどが使用されていますが、海水や清掃工場排熱等の未利用エネルギーを活用した熱供給が行われている地域もあります。
熱源センター
地域全体の冷暖房のエネルギーとなる冷水・温水・蒸気を、冷凍機、ヒートポンプ、ボイラー等の設備により集中的に製造しています。 また、ここで熱製造の集中コントロールを行い、効率的な熱供給を行っています。
地域導管
プラントから直埋設や共同構内の導管を通して、地域内の建物に冷水・温水・蒸気を送っています。
お客さま
地域導管からの冷水・温水・蒸気を利用して冷暖房・給湯ができますので、お客さまの熱源システムは不要になります。